多摩大学 小松加代子教授の推薦文

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↑ Japanese Journal of Religious Studies
小松教授が鈴木美穂を 取材し、書かれた論文です。


小松加代子教授の推薦

美穂さんとは著書である『生まれ変わりセラピー』を通してインタビューを申し込んで以来のおつきあいである。
ニューエイジ思想の日本での展開を論ずるという私自身の仕事としてのインタビューであったのだが、
話をしながら美穂さんの独特の魅力を感じた。

それは、美穂さんが一般には不思議と思われる活動を通して、
それぞれの人が自分らしく自立して生きられるように、という
私自身も教育という場を通して目指す、同じ目的を共有しているという感覚であり、
その実践への美穂さんのエネルギーの強さである。

私たちが神や霊など、見えないものを怖れるのは、
実はそうした見えない力に支配されてしまうのではないかという不安と、
コントロールできない自分への自信のなさの表れ故なのではないか。

そして霊や神を語る人たちの中には、
その力をコントロールできるという霊能者への絶対的な依存を求める場合もあり、
不安であるためにそこから逃れられなくなってしまっている人たちもいる。

美穂さんの場合には、自分を超えた力というものを認めると同時に、
しかし自分の使命を自分で見つけ出し、自分で努力することを勧めるという、
依存関係を越える練習を提供するという立場に立った等身大の女性である。

その点でとても信頼できる人であり、しかも努力をしながら歩む人生の
同行者であってもくれるエネルギッシュな人でもある。